現在、過去、未来…

果たして僕らはどこまで続いてゆけるのだろう。


「君は未来に何を望む?」
「…未来、ですか」
「そう、未来…。僕らの命に終わりはないけど…それでも、願いたいことはあるかい?」
「ないですよ。今も昔も同じですもの」
「同じ…って?」
「蒼星石といっしょにいること、ですよ」

予想していた答えに、思わず苦笑が漏れる。
彼女なら、きっとそう言うと思っていた。
この潔さは、昔から本当に変わらないもの。


「私たちは、ずっといっしょです」


揺らぎのない彼女の言葉も。


「…アリスには、なれなくていい?」


歯止めがかかる僕の言葉も。


「……ケンカは嫌いです」
「……うん」


まっすぐなまま、ずっと在ることができたなら。


「じゃあ、ずっと一緒にいようか。この先も、ずっと」
「『じゃあ』ってなんですか、『じゃあ』って。嫌々ですか」
「違うよ。君のいない未来なんて想像もつかないから」


一緒に行きたい
一緒に生きたい
どうかこの先の未来も、ずっと君の隣にいられるように。




 Fin

 愛情表現で10のお題より 04. 未来の話
                    (蒼星石×翠星石)



君の未来が、どうか、僕でありますように