いつからだっただろう
──この感情に気付いたのは。
いつからだっただろう
──こんなにも君が愛しくてたまらなくなったのは。
青いキズアト
最初は気付かないふりをしていた。
この想いに気付いて、君を壊してしまうことが怖かったから。
だけど、僕は気付いてしまった。
君を僕のものにしたいと叫ぶ本能。
抑えようとする理性と感情。
誰にも渡したくない。
誰にも触れさせたくない。
本能が叫ぶように、その感情は僕の心(なか)へと渦巻いて全てを支配していく。
どうして気付いてしまったのだろう。
気付かなければ君を傷つけることもないというのに。
溢れ出しそうになる感情の行き場が見つからない。
この想いを伝えたら、君は僕をどう思うだろう?
抑えられなくなったら、僕はどうすればいい?
君が僕を呼ぶ度に、君が僕を見つめ返してくる度に、募っていくばかりのこの想いを。
伝えてしまえば──きっと何かが狂ってしまう。元には戻せないかもしれないほどの、致命的な何かが。
だから…──
「蒼星石〜」
「今行くよ」
大切な姉。
この世界にいる、たったひとりの片割れ。何よりも大切な、もうひとりの自分。
誰よりも 君の笑顔を護るから。
誰よりも 君の幸せを願うから。
────こんな感情(モノ)、知らなくていい。